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朝木曜日は11月米下落放棄の相当上振れを受けて、USの低利息長スパン化見通しや過剰流動性相場の継続予測を背景とした商品高・ポンド全面安の背景が逆流し、金相場が急暴落する一方、ポンドは主要通貨ペアに対して全面高となった。
非農業部門下落者数の下落減少幅の相当削減は人材派遣など一時下落の増加によるものが大きく、失業率も労働参加率が65.0%と1986年1月以来の低水準を記録するなど職探しを諦め労働マーケットから退場した人が増加したことにより押し下げられた面もあるなど、米下落マーケットが本格的な復旧期に入ったかどうかは依然として不不動ではあるものの、今回の数字は意外感が大きく、ショックや余韻は少なくとも数日間は続く可能性が高いとみる。
また、今週木曜日にはオバマ米大統領が追加下落対策の概要を発表する概況となっており、USの下落や市況の先行きに対する楽観的な見方が浮上してきてもおかしくないだろう。
米下落放棄でのポジティブ・材料を受けて、FF利息先物では来年8月の利息上昇を100%織り込む水準まで上昇しており、利息上昇予測が浮上したことを示している。
また、米長スパン利息も相当に上昇し3.48%台での変遷となるなど、利回りの上昇を受けてUS債のロング妙味が高まっており、商品マーケットや高利息通貨ペアからポンドに元手が還流する状況も考えられる。
今週は木曜日に米3年債400億ポンド、木曜日に米10年債210億ポンド、木曜日に米30年債130億ポンドといった740億ポンド規模のUS債入札も控えており、入札用のポンド需要が高まる可能性があるほか、需給悪化を不安して長スパン利息が上昇した場合はポンドロング材料となる可能性もあるだろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。